2015年 01月 31日
親子の縁起猿サン。 |
15年位い前は、神仏霊場(パワースポット)とか言霊(コトダマ)という言葉はまだ一般的な言葉ではありませんでした。そういう言葉を口にする者は敬遠されるというのが現実でしたが、最近では普通に耳にするようになりました。
私は、時々 見えたり聴こえたりしますが、誤解ないよう、宗教はやっておりません。^^
言霊って何?って思われる方もおられるかと思いますので、少しだけね。^^
言葉には魂が宿ると信じられ、声に出した言葉が現実に そのとおりの結果になるという不思議な力のことなのですが、実際に霊(タマシイ)があるかないかという事ではなく、言葉というものは そういうものだと、 昔から信じられてきました。
耳にした時に不吉を連想させたり 縁起が悪く感じられる言葉を縁起の良い言葉に変え、使われてきた[ 忌み言葉 ]といわれる言葉は、ことわざとしても云い伝えられてきているように、言葉の持つ意味が勝手に作用し、悪い方、不吉事に及ばないよう 昔から一語一語の言葉を 大事にし、使われてきました。
日本は言霊の国とも言われていますが、そんなところの所以も有りかと、頷けるところのひとつであります。
先だってご紹介しました当廊の[ 親子の縁起猿サン ]も、 この忌み言葉にあやかって入口にぶら下げてあります。
私は子供の頃、猿や猿に似ている人の事を「えてこう」と言うのをよく耳にしました。イナカナノデ…( ´_`)
言葉の語尾が なんだか響きが悪く、あまり感じ良いものではなかったので、てっきり見下した言い方とばかり思っていたら、違いました。
その言葉のルーツはと言うと、
「猿」をそのまま2文字で連想させる言葉だと、 「去る」です。不吉です。。。
そこで、
「去る」を忌んで「得手」になったらしいのですが… うん?無理やり?…でもなさそう。
調べてみたら、「得手」は 手に入れること。最も得意とすること。または、その技(わざ)。それは他の者に勝(まさる)。優(まさる)。真猿(まさる)と、
さる。さる。さる。とさるづくしです。どうやら 語源はそのあたりにあるようでした。
それに、猿(えん)は 「円」で家内円満、
縁(えん)に繋がるとされ、喜ばれ。
魔が去る。勝(まさる)に通じ、災いや厄が去る。と、お猿さんは縁起が良いとされるようになったようです。
それと、豊臣秀吉が猿に似ていたことも 忌み言葉に ひと役買っていたのかもしれません。
織田信長が焼き討ちにした比叡山延暦寺。比叡山には猿が多く生息しているとか…
縁起の良い猿達にまで火が及んで焼かれてしまったのか…定かではありませんが、きっと危険、危機を逸早く察知し 、生き逃延びたでしょうね。
豊臣秀吉(得手公エテコウ)は、天下を獲りましたし。。。
何でも 延暦寺、寺務所の前では お猿さんを飼っているとか? どうとか?
【忌み言葉】おまけ。
お寿司屋さんの業界用語のひとつですが、
「 塩 」 が 「 死 」を連想させることから、
「 浪の花 」として言い変えられてるって知ってました? しかも、波ではなくて、「浪」。
これも「良」の方が使われてますね。
縁起もの好きの四方山話でした。^^
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私は、時々 見えたり聴こえたりしますが、誤解ないよう、宗教はやっておりません。^^
言霊って何?って思われる方もおられるかと思いますので、少しだけね。^^
言葉には魂が宿ると信じられ、声に出した言葉が現実に そのとおりの結果になるという不思議な力のことなのですが、実際に霊(タマシイ)があるかないかという事ではなく、言葉というものは そういうものだと、 昔から信じられてきました。
耳にした時に不吉を連想させたり 縁起が悪く感じられる言葉を縁起の良い言葉に変え、使われてきた[ 忌み言葉 ]といわれる言葉は、ことわざとしても云い伝えられてきているように、言葉の持つ意味が勝手に作用し、悪い方、不吉事に及ばないよう 昔から一語一語の言葉を 大事にし、使われてきました。
日本は言霊の国とも言われていますが、そんなところの所以も有りかと、頷けるところのひとつであります。
先だってご紹介しました当廊の[ 親子の縁起猿サン ]も、 この忌み言葉にあやかって入口にぶら下げてあります。
私は子供の頃、猿や猿に似ている人の事を「えてこう」と言うのをよく耳にしました。イナカナノデ…( ´_`)
言葉の語尾が なんだか響きが悪く、あまり感じ良いものではなかったので、てっきり見下した言い方とばかり思っていたら、違いました。
その言葉のルーツはと言うと、
「猿」をそのまま2文字で連想させる言葉だと、 「去る」です。不吉です。。。
そこで、
「去る」を忌んで「得手」になったらしいのですが… うん?無理やり?…でもなさそう。
調べてみたら、「得手」は 手に入れること。最も得意とすること。または、その技(わざ)。それは他の者に勝(まさる)。優(まさる)。真猿(まさる)と、
さる。さる。さる。とさるづくしです。どうやら 語源はそのあたりにあるようでした。
それに、猿(えん)は 「円」で家内円満、
縁(えん)に繋がるとされ、喜ばれ。
魔が去る。勝(まさる)に通じ、災いや厄が去る。と、お猿さんは縁起が良いとされるようになったようです。
それと、豊臣秀吉が猿に似ていたことも 忌み言葉に ひと役買っていたのかもしれません。
織田信長が焼き討ちにした比叡山延暦寺。比叡山には猿が多く生息しているとか…
縁起の良い猿達にまで火が及んで焼かれてしまったのか…定かではありませんが、きっと危険、危機を逸早く察知し 、生き逃延びたでしょうね。
豊臣秀吉(得手公エテコウ)は、天下を獲りましたし。。。
何でも 延暦寺、寺務所の前では お猿さんを飼っているとか? どうとか?
【忌み言葉】おまけ。
お寿司屋さんの業界用語のひとつですが、
「 塩 」 が 「 死 」を連想させることから、
「 浪の花 」として言い変えられてるって知ってました? しかも、波ではなくて、「浪」。
これも「良」の方が使われてますね。
縁起もの好きの四方山話でした。^^
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by inakaGAkoufukudou
| 2015-01-31 01:16
| 神仏・縁起 徒然。