2015年 01月 16日
尾形アツシ展まで ・・・ |
尾形アツシ展
会期:2月25日[水] → 3月8日[日]
開催まで1ヶ月と10日程ありますが、折に触れ 少しづつ出品作品やこれまでの作品なども ご紹介をしていきたいと思います。
【薪.ヒビ粉引き飯碗】兜巾高台
高台内の中央部が突起している形が山伏が被る兜巾(ときん)に似ていることから、この名が付けられています。茶碗に於いては、この兜巾という ひと巻きの渦形のけずり目は最も美しい見どころとされていると言われ、尾形アツシさんはこの兜巾高台の技法を用いており、尾形碗の高台まわりの美しさも見逃せません。
ヒビは貫入ではなく、化粧土のヒビです。
お使いいただく頻度での景色の変化、趣も楽しみながらお使いいただけることと思います。
丈夫ですので、我が家では 活躍が多く 18年近く使っているカップや飯碗、お皿があります。
丈夫で使いやすいというのも大事なポイントですよね。
それになんと言っても 手にした時の土のあたたかさの感じや、しっとりとした手触りの質感も大切に使いたくなる。。。尾形アツシさんのうつわはそんな気にさせてくれます。^^
余談です。兜巾って何?
奥深い山に入り 険しい山道を登る修験道の山伏が被る兜巾の形には二種類あって その一つの方の形は、上部に十二のひだがあり、仏教の[十二縁起]と云う根本経説の象徴を表し、実践することにより 大日如来の五つの智慧を獲得するという意味が込められているのだそうです。
また このひだは六道衆生(生きとし生けるもの)の輪廻の苦しみを受け続けることや、六道衆生から解脱するという意味もあり… う~ん・・・深いです…。
「かぶる」というより「のせる」?
とても小さな物ではあるけれども、ヘルメットのような防具としての役割ももたらされていて、また 喉が渇いた時にはコップ代わりに清水を汲んで渇きを癒す使い方もするのだそうです。
奈良.室生山の[女人高野]とも言われている[室生寺ムロウジ]は修験者の修業道場としても知られています。石楠花(シャクナゲ)の花の寺としても有名ですね。
尾形アツシさんは 室生寺近くに築窯し 薪窯で制作しています。
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会期:2月25日[水] → 3月8日[日]
開催まで1ヶ月と10日程ありますが、折に触れ 少しづつ出品作品やこれまでの作品なども ご紹介をしていきたいと思います。
【薪.ヒビ粉引き飯碗】兜巾高台
高台内の中央部が突起している形が山伏が被る兜巾(ときん)に似ていることから、この名が付けられています。茶碗に於いては、この兜巾という ひと巻きの渦形のけずり目は最も美しい見どころとされていると言われ、尾形アツシさんはこの兜巾高台の技法を用いており、尾形碗の高台まわりの美しさも見逃せません。
ヒビは貫入ではなく、化粧土のヒビです。
お使いいただく頻度での景色の変化、趣も楽しみながらお使いいただけることと思います。
丈夫ですので、我が家では 活躍が多く 18年近く使っているカップや飯碗、お皿があります。
丈夫で使いやすいというのも大事なポイントですよね。
それになんと言っても 手にした時の土のあたたかさの感じや、しっとりとした手触りの質感も大切に使いたくなる。。。尾形アツシさんのうつわはそんな気にさせてくれます。^^
余談です。兜巾って何?
奥深い山に入り 険しい山道を登る修験道の山伏が被る兜巾の形には二種類あって その一つの方の形は、上部に十二のひだがあり、仏教の[十二縁起]と云う根本経説の象徴を表し、実践することにより 大日如来の五つの智慧を獲得するという意味が込められているのだそうです。
また このひだは六道衆生(生きとし生けるもの)の輪廻の苦しみを受け続けることや、六道衆生から解脱するという意味もあり… う~ん・・・深いです…。
「かぶる」というより「のせる」?
とても小さな物ではあるけれども、ヘルメットのような防具としての役割ももたらされていて、また 喉が渇いた時にはコップ代わりに清水を汲んで渇きを癒す使い方もするのだそうです。
奈良.室生山の[女人高野]とも言われている[室生寺ムロウジ]は修験者の修業道場としても知られています。石楠花(シャクナゲ)の花の寺としても有名ですね。
尾形アツシさんは 室生寺近くに築窯し 薪窯で制作しています。
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by inakaGAkoufukudou
| 2015-01-16 18:36
| 器のコト。